浜松Ruby会議01(Hamamatsu RubyKaigi 01)

浜松Ruby会議01の情報ブログです

浜松Ruby会議はプログラミング言語Rubyを軸としたカジュアルなカンファレンスです。プログラミング言語の専門的な話だけでなく、ITと教育、地域コミュニティ、働き方など、さまざまなセッションがあり、どなたでも参加できるイベント%%です%%でした。無事終了しました。沢山のご参加、UStream視聴ありがとうございました。

公式サイト / 参加申し込みサイト(終了しました)

細かすぎて伝わらない浜松観光案内

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うなぎ、餃子、楽器、オートバイはもうわかったので、もう少し突っ込んだ名所を知りたいという方向けの観光案内です。このエントリは下に行くほどマニアックになりますので、ご了承ください。

うなぎパイファクトリー

www.shunkado.co.jp


世界三大ファクトリーといえば、アンディー・ウォーホルの「ファクトリー」、トニー・ウィルソンによるマンチェスターの「ファクトリーレコード」そしてこの春華堂の「うなぎパイファクトリー」と言われています。

FactoryGirl入門 from Shigeru UCHIYAMA

www.slideshare.net

木下恵介記念館

www.hcf.or.jp

浜松駅から西に15分ほど歩くと映画監督、木下恵介の記念館があります。ここは内容よりも建物が見所です。ちょうど向かいに浜松アートセンター(鴨江別館)があります。元は警察署だったそうで、入って左の部屋は拘置していた部屋の名残があります。地元の建築家の手により、耐震工事がされています。hamaamtsu.rbもここをよく利用します。

浜松ジオラマファクトリー

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www.hamamatsu-diorama.com

情景作家で有名な山田卓司さんによるジオラマが集められています。すっごいです。昭和情景だけでなく、ウルトラマン/ガンダム/エヴァンゲリオンファンの方にはオススメです。山田卓司さんがジオラマを作成していることもあります。

佐久間ダム

もしあなたがダム好きであれば、レンタカーを借りて北へ向かうことをお勧めします。車でおよそ一時間かけて、風光明媚な天竜川沿いに北上し、船明ダム、秋葉ダム、佐久間ダムを見学することができます。今はおそらく桜が咲き始めているかもしれません。

秋野不矩美術館

秋野不矩美術館/浜松市

秋野不矩さんの美術館で、独特のインドなどの風景画が見られます。建物は藤森照信の設計です。駐車場から美術館に向かう坂道からすでに芸術品で、途中の柵は、先日亡くなった赤瀬川原平さんなど、仲間たちによって作られたそうです。床の感触、最後に外に出る経路など楽しみがたくさんあります。

陸軍中野学校水俣分校跡

陸軍中野学校二俣分校 - Wikipedia

旧日本軍のスパイ養成学校であった陸軍中野学校の分校の跡です。かの小野田少尉もここで諜報術を学んだということです。

三立製菓

www.sanritsuseika.co.jp


会場から50mほど北に行くと、チョコバット/カンパンでおなじみの三立製菓の本社があります。特に特徴のないふつうのビルで中に入ることもできません。

菅原眼科医院

  三立製菓本社南隣にあります。「空気頭」「欣求浄土」「悲しいだけ」でおなじみ、筒井康隆も影響を受けたという静岡県出身の作家藤枝静男は、浜松で眼科医の傍ら作家活動を行っていました。彼が勤務していた菅原眼科医院はアクト周辺整備を生き残り、いまでも診療を続けており、横に石碑が建っています。

 

田紳有楽・空気頭 (講談社文芸文庫)

田紳有楽・空気頭 (講談社文芸文庫)

 

 

 

書いた人: id:suchi 

浜松市内のIT系コミュニティについて

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浜松Ruby会議01はプログラミング言語Rubyのユーザーコミュニティである、Hamamatsu.rbのメンバーによって企画・運営されています。 今回はこの"コミュニティ"について、少しお話したいと思います。

Iコミュニティとは

コミュニティ(Community)とは、「同士・同志の集団」「共同体」「目的を共有している仲間」の事である。

コミュニティとは

IT系コミュニティの場合は、特定の言語や技術を学んだりするために形成されるイメージでしょうか。 浜松市内にも幾つかのITコミュニティが活動しています。

Ruby

Hamamatsu.rb

Android

日本Androidの会 浜松支部

AmazonWebServices(AWS) / クラウド

JAWS-UG浜松支部

Concrete5 / CMS

Concrete5浜松ユーザー会(コンはま!)

上述したように「浜松Ruby会議01」はHamamatsu.rbが企画・運営しています。 Hamamatsu.rbは毎月第2水曜19時より、主に鴨江アートセンターにて勉強会を開催していますので、Ruby会議に参加してRubyに興味をもたれたら是非Hamamatsu.rbにも顔を出してみてくださいね。

他にどんなコミュニティがあるの?

浜松に住んでない!とかこのテーマについてもっと学びたい!と思った方はdots.で探してみるのもいいですね。 下記のサイトでは、開催が予定されている勉強会を地域やテーマを条件に調べることができます。

http://eventdots.jp/

探したけど自分の興味のあるテーマについてのコミュニティが無い!

って場合には自分で立ち上げるって手もあるんじゃないですか? 幸い、市内には格安で借りれるスペースが沢山あります。

鴨江アートセンター

Hamamatsu.rbがここ数年居城としています。部屋の広さにもよりますが、1時間160円から借りることができます。 その名の通り、アート関連のイベントが開催されることも多いです。 戦前は警察署であった建物を改装した内装は一風独特で、是非一度足を運んでいただきたい建物です。最初の画像がここです。

ここ・いーら

中心街のザザシティ浜松中央館5F。1時間510円から。 繁華街が目の前という、勉強会後の懇親会に行く際にはもってこいのロケーションです。 ザザシティ西館1Fにはスターバックスもありますし、意識の高い感じで臨めますね。

コワーキングスペースもありますよ。

member's office AS

CoWorking JOCAFE

場所を予約したらあとはイベント募集ページを作りましょうか。

atnd

DoorKeeper

あとは、TwitterFacebookで拡散してみたら案外人が集まるかもしれませんよ。 近隣で開催される勉強会にはとりあえず顔を出してみるという(僕のような)人も居たりしますし。

最悪人が集まらなくてももくもく会って体にすればOK!

書いた人: @jacoyutorius

炭焼きレストランさわやかのげんこつハンバーグ

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浜松に来たら長澤まさみのオススメのさわやかのげんこつハンバーグを食べてみたいという方向けの情報です。

と思ったのですが炭焼きレストランさわやかについてはhamamatsu.rbの新進気鋭メンバカステラすねおさんのブログがわかりやすいのでこちらにどうぞ。

suneo3476.hateblo.jp

あと、ねとラボさんの記事もどうぞ。

nlab.itmedia.co.jp

おなかへってきましたか。私はへってきました。

私がげんこつハンバーグを初めて食べたのはもう20年くらい前で、浜松地元民が一人もいない4人組で適当に入った店がさわやかでした。食べながら皆が「お、美味しいよね」と顔を見合わせたのをよく覚えています。ちなみにその4人のうち一人は、当時matzのruby公式サイトが行き場を失っていたときにホストを提供していた人間です(あとで知った)。もう一つ面白い話があるのですが、それはhmrk01当日にこっそり聞いてください。

 

さわやかは駅徒歩圏内にはなく、会場から一番近い店は、東へタクシーで15分ほどの鴨江店になります。ところが土曜の昼は30分や1時間待ちはあたりまえなので、浜松Ruby会議の昼休みに戻ってくるのはかなり難しいと思います。

 

翌日行く場合も、待つのが好きな方以外は、開店直後の11:00に行くのをおすすめします(混雑が苦手な我が家では休日はそうしてます)。先日私は平日の11:45に郊外の店に行ったらふつうに並んでていて、平日ならOKだろうと思っていた自分の甘さを痛感しました。

 

ソースがオニオンとデミグラが選べるのですが、なぜかデミグラを選ぶと「えっ」とか過度に反応されて悔しい思いをしますが、私はけっこう好きなのでどちらでも良いと思います。また、最近私は浜松のエンジニアの方に教えていただいた、オニオン半分、岩塩半分という食べ方が気に入ってます。お店の方に「ソースかけていいですか」と聞かれるので「自分でかけます」と答えて、オニオンを半分かけて、あとの半分にはテーブルにある岩塩をかけるのです。これは肉の味がダイレクトに感じられてオススメです(最初の画像がそれです)。

 

ソースは追加で頼めるので両方を頼むという富豪的な味わい方をする方もいます。

 

また、私も最近知ったのですが、さわやかにはブランチ元があるそうです。創業者の方が学んだというお店が「元祖炭焼きハンバーグパピオット」さんだそうです。こちらのお店は佐鳴台という車で駅から15分ほどのところにあります。行ったメンバによると同じようにおいしいとのことですので、アーリーアダプター気質の皆様にはおすすめです。

papiotto.hamazo.tv

 

書いた人: id:suchi

浜松まつりについて

 

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観光サイトなどで、あまり語られない部分についてご紹介します。

広義の浜松まつりとは

浜松まつり」は複数の会場で様々な催しが行われるイベントです。中でも、各町による大凧による合戦や豪華絢爛な屋台の引き回し、迫力のある練りが有名かと思います。他にも、ミスコンがあったり、伝統芸能の披露や吹奏楽のパレードなど行われているようです。

と、後半伝聞なのは後述します。

狭義の浜松まつりとは

浜松市内で「浜松まつり」に参加しているという方は、各町(自治会)が主催しているおまつりに参加している方がほとんどだと思います。

子供が生まれた家が施主となり、初凧と呼ばれる大凧を各町の青年が中心となり揚げたり、大凧の糸を絡め引きあって糸の斬り合いを行う糸きり合戦をしたり豪華絢爛な屋台の引き回したり、町中を練り歩いたりします。

実際、おまつりに参加していると、日中は凧を揚げ、夜は屋台を引き回したり、練り歩いたしほぼ一日参加している町の行事に追われます。そのため、他のイベントを見る余裕はなく、ミスコンや吹奏楽のパレードを筆者は見たことが無いです。

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浜松凧

浜松の凧は正方形で真ん中から尾骨が出ているのが特徴です。合戦に耐えうるように、骨組みは細かく、頑丈に作られています。凧の絵は各町固有の図案が用いられます。

現在、170町以上参加しており、参加している町の数だけ図案があります。

大きさの単位は「帖」を用います。1帖は美濃紙12枚という大きさで、大体1平米程度の大きさになります。浜松まつりでは2?10帖までの大きさの凧が多く用いられます。

凧を揚げるのには直径5mm程度の麻糸を用います。各町の人間によって継ぎ目が判らないくらい綺麗に継がれます。糸が格納される装置は糸枠と呼ばれ、ここに1000m以上の糸が巻かれていることが多いです。

浜松Ruby会議は浜松まつりの準備が本格的に始まる頃なので、遠州灘の方に南下すると、大凧が空を舞うのを見ることができる可能性が高いと思います。

また、遠州灘海浜公園にある浜松まつり会館付近で凧を揚げている人も多くいます。

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豪華絢爛な屋台

浜松まつりに用いられる旧市内の屋台はすべて第二次大戦後に再建されています。戦前の各町の多くも立派な屋台を所有していましたがそのほとんどが戦災にあいました。現在引き回されている旧市内の屋台はすべて戦後に再建されたもので、再建された屋台は50数台に登ります。

これらの屋台は、「再建」という表現をしていますが、ほとんどの屋台は戦前と同じものを直したわけではなく、戦前以上の素晴らしい屋台を新たに作り出しています。

浜松の屋台で特に特徴的な屋台は以下の3台です。

1. 屋台の構造 ... 伊場町(東伊場町) 1962年 

 

2. 屋台の彫刻 ... 野口町 1963年 

 

3. 屋台の装飾 ... 八幡町 1963年 

youtubeで探すと、他町の屋台を含め多数の動画が見つかります。


図案文化としての浜松まつり

浜松まつりは独自の図案に満ちています。凧の図案は、先に述べたように参加町の数だけ独自にあります。凧を見てどこの町か当てあうのは楽しいです。

凧の図案に用いられる書体も、浜松特有の毛筆体が用いられることが多いです。この書体は、空高く凧が上がっても判別できるように、工夫されています。

各町は、他にも法被の図案、提灯の図案、旗の図案も独自に持っていることが多いです。特に、凧の図案と法被の図案が全く違う町も多くあり法被の図案を見て町を特定できる人はなかなかいません。


参考文献

  1. 「凧 浜松の凧 遠州の凧 日本の凧」 浜松市博物館(2006)
  2. 「動 粋 静 浜松まつり」山田有一(2007)
  3. 「松江町の屋台」中村善太 編著(2009)
  4. 八幡町屋台50周年記念誌」稲葉直久 編著(2013)
  5. 浜松凧揚祭研究会

書いた人: langur